食物などを誤嚥して起こる高齢者に多い誤嚥性肺炎や、細菌・COVID-19などのウイルス、真菌などによって引き起こされる肺の感染症について診断・治療を行います。最近増加している非結核性抗酸菌症についても治療を行っています。
診察について
担当医スケジュール
当科の概要・特色
呼吸器・感染症内科について
肺腫瘍、肺炎、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、気胸などの呼吸器疾患・感染症疾患を対象に検査・治療を行っています。外来は毎日行っております。入院病床は呼吸器病床のほかに 、感染症病床があり、看護師、薬剤師、リハビリ科、栄養科やケースワーカなど多職種と連携し治療を行っています。外科手術が必要な場合は対応できる病院を紹介させていただきます。また検査などが終了し状態が安定している患者さんについてはかかりつけ医に紹介させていただき、必要時には再紹介いただくなど連携をはかっていきます。
主な対象疾患・診療内容
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肺炎
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肺がん、肺悪性腫瘍
肺がんをはじめとする肺悪性腫瘍では気管支鏡検査やCTなどの画像検査を行い、診断、治療方針を決定します。抗がん剤治療については入院で行うほか、外来化学療法も行っております。手術や一部の放射線治療の適応がある方については他施設に紹介させていただきます。またリハビリ、緩和医療チームとも連携して治療を行います。
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間質性肺炎
原因が不明なことが多く、薬剤が原因となったり、膠原病に合併することもある疾患です。進行すると咳嗽や息切れなどの症状が出現します。また急に発症したり、急速に進行することもある病気です。検査・診断を行い、治療方針を決定していきます。
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肺気腫
喫煙が主な原因となる肺疾患です。徐々に息切れが進行し、感染症などを機に急性増悪を起こすことがあり、禁煙が重要です。進行すると酸素吸入などが必要になることがあります。在宅酸素の導入や呼吸リハビリ、吸入指導なども行っています。
主な検査・設備
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気管支鏡検査
肺腫瘍や肺炎などの診断の際に気管支の中にカメラを入れて、気管支内を観察したり、病変を採取し診断をつける検査です。気管支腔内超音波気管支鏡検査(EBUS-GS、EBUS-TBNA)、気管支肺胞洗浄(BAL)などを行っています。
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感染症病棟
当院は感染症指定医療機関(第二種)で、感染症病棟4床があり、麻疹など空気感染を起こすような疾患に対応することができます。そのほかにも陰圧装置のある個室があります。
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放射線治療
肺悪性腫瘍などに対して放射線治療医と相談しながら治療を進めていきます。抗がん剤と組み合わせて治療を行ったり、痛みに対しての緩和照射を行います。
医師のご紹介
主任診療科長
日本内科学会:認定内科医・総合内科専門医
日本呼吸器学会:呼吸器専門医
日本感染症学会:感染症専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会:気管支鏡専門医
日本化学療法学会:抗菌化学療法指導医
ICD制度協議会:インフェクションコントロールドクター
医長
日本専門医機構:内科専門医
医員
医員
日本内科学会:認定内科医
日本心身医学学会:心身医学専門医
日本医師会認定産業医
ICD制度協議会:インフェクションコントロールドクター
厚労省認定臨床研修指導医