診察について
担当医スケジュール
当科の概要・特色
内分泌・代謝内科について
糖尿病、脂質異常症、肥満症、高血圧症、痛風、骨粗鬆症などの代謝疾患、ならびに甲状腺・副甲状腺や脳下垂体、副腎、性腺などの内分泌疾患の診療を行っています。
外来診療日は水曜日除く午前午後です。栄養指導や透析予防外来、フットケア外来、療養指導外来もあります。
糖尿病は早期に診断し適切な治療を開始することで合併症を予防することができるといわれています。
当院では患者様によりよい治療を提供しつつ、患者様自身にも適切な療養をしていただくためにチーム一体となった医療を心がけております。
内分泌疾患はホルモンのバランスが崩れることにより様々な症状が見られます。聞きなれない病名の疾患も多いですが適切な診断・治療をすることで症状が改善することが多いです。
主な対象疾患・診療内容
疾患について
-
糖尿病(1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他の糖尿病)
1. -
高血圧症(本態性高血圧症、二次性高血圧症)
2. -
脂質異常症
3. -
甲状腺疾患
バセドウ病
橋本病(慢性甲状腺炎)
亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎
甲状腺腫瘍(甲状腺癌、甲状腺腫、腺腫様甲状腺腫)
4. -
副甲状腺疾患
副甲状腺機能亢進症
副甲状腺機能低下症
5. -
下垂体疾患
下垂体腫瘍
下垂体機能低下症
機能性下垂体腺腫(クッシング病、先端巨大症、抗利尿ホルモン不適切分泌症候群、尿崩症)
6. -
副腎疾患
副腎腫瘍
機能性副腎腫瘍(クッシング症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫)
副腎皮質機能低下症
7. -
ホルモン産生腫瘍
インスリノーマ
ガストリン産生腫瘍
グルカゴン産生腫瘍
多発性内分泌腫瘍症
8. -
性腺機能異常
9. -
その他代謝疾患(高尿酸血症、電解質異常)
10.
糖尿病について
糖尿病を持つ人は年々増加しています。健康診断も広く普及し、健康診断で指摘されて受診される方も増えています。糖尿病合併症は境界型糖尿病(糖尿病予備軍)の時から進行が始まり、重症になるまで症状を自覚しにくいため、気づいた時には合併症がかなり進行しているといったケースも少なくありません。
糖尿病合併症の診断は血液検査、尿検査、心電図検査、ABI、頸動脈エコー検査、腹部エコー検査などを用いて評価します。治療は眼科・腎臓内科・循環器内科・脳外科・脳神経内科・皮膚科・整形外科などと連携して行っています。
また、医師・看護師・薬剤師・栄養士・理学療法士・検査技師でチームとなり、患者様一人一人に合わせた医療を提供できるように心がけています。
糖尿病治療は患者様に糖尿病という病気についてよく知ってもらい、ご自身で食事・運動療法を行っていただく必要があります。外来では適宜栄養指導を行っておりますし、看護相談も受け付けております。
内分泌疾患について
内分泌領域で最も多いのが甲状腺疾患になります。甲状腺機能亢進となるバセドウ病では動悸や息切れ、体の震え、発熱といった症状が、甲状腺機能低下となる橋本病(慢性甲状腺炎)では意欲の低下や、むくみといった症状があらわれます。
当科では血液検査による甲状腺自己抗体検査のほか、超音波検査、核医学検査、細胞診検査、CT検査などを行い、結果に応じて薬物治療を行います。
また副甲状腺・副腎・脳下垂体といった内分泌臓器の機能亢進や低下についても各種の血液検査、MRI検査、CT検査、核医学検査を行い診断します。
検査の結果に応じて必要な薬物療法を行うほか、脳外科・耳鼻科・泌尿器科と連携し適切な治療を受けられるよう手配いたします。
医師のご紹介
医員
日本内科学会:認定内科医
日本糖尿病学会:糖尿病専門医
内分泌代謝・糖尿病内科領域暫定指導医