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旬の食材「梅」

暑い夏がやってきますが、今回はそんな夏を乗り切るのにぴったりな旬な食材をご紹介します!



「梅」の効能


酸味成分でもあるクエン酸やリンゴ酸などの有機酸は、糖質の代謝を促し活性化させる働きがあります。消化促進・疲労回復・美肌効果・高血圧予防などの効能があります。


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「梅」の加工品:①梅干し


漬物離れから、梅干しの消費量はここ20年で4割減となっています。 本格的な梅干しは作業工程がたくさんあり、とても手間のかかる漬物です。

梅干しには、黄色く熟した完熟梅を使って作ります。 暑いところでの作業をする方は 休憩時に水分とともに梅干しを1個食べると、熱中症予防に効果的です。

体に良い効果はたくさんあるのですが、塩分制限のある方は 梅干しではない梅の加工品をお試しいただきたいです!


「梅」の加工品:②梅シロップ・梅酒


青梅でも 完熟梅でもどちらでも楽しめます 青梅の場合すっきりしとした仕上がりになります 完熟梅の場合、香りが強く酸味のまろやかな仕上がりになります。ただし発酵しやすいため保存には不向きです。

糖尿病などの方は 糖分の過剰摂取につながります。

血糖の上がりづらい甘味料を用いて作った場合、保存が難しいため、下処理の終わった梅を冷凍保存して「小さめの瓶」で随時作るようにしてはどうでしょうか?


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「梅」の加工品③:梅のコンポート

完熟梅を使います。青みがかっている場合は、完全に黄色く色づくまで追熟してから使います。丁寧にへたを取り除き、傷のないものを3時間ほどあく抜きをして、

砂糖やはちみつで作ったシロップで弱火で10分ほど煮ます。

ここで形の崩れたものは煮詰めて梅ジャムにしましょう!


「梅」の加工品④:梅ジャム

梅シロップや梅酒で取り除いた梅は種を取り除いてざく切りにして煮詰めます。

酸味が強いときは砂糖を加えさらに煮詰めます。パンに塗ったり、ヨーグルトに入れたりで楽しめます。


今回解説いただいた方

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栄養部

    

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