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旬の食材「きのこ」

秋といえば食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、実りの秋…

今回は秋が旬の食材を紹介します。

「きのこ」の効能

きのこは低カロリーで栄養豊富な食材で、健康維持に役立つ様々な栄養素を含んでいます。特に食物繊維、ビタミンD、ビタミンB群、カリウム、βグルカンなどが豊富です。これらの栄養素は、便秘解消、免疫力向上、骨の健康維持、代謝促進、生活習慣予防などに効果が期待できます。

きのこに含まれる栄養素:①食物繊維

便秘改善や腸内環境の改善に役立ちます。きのこに多く含まれる不溶性食物繊維は、便の量を増やし腸の蠕動運動を促進します。また、腸内環境を整えることで免疫力向上につながります。

きのこに含まれる栄養素:②ビタミンD

骨の健康を維持するために重要で、カルシウムの吸収を助けます。特に干し椎茸など天日干ししたきのこにはビタミンDが豊富に含まれています。

油に溶けやすい性質があるため炒め物など油を使用する料理にすると吸収率が上がります。

旬の食材(きのこ) (1)

きのこに含まれる栄養素:③ビタミンB群

炭水化物、たんぱく質、脂質の代謝を助け、エネルギー産生に欠かせない栄養素です。ビタミンB1、B2、ナイアシンなどが含まれます。

水に溶けやすい性質なので、きのこは水洗いせず、汚れはペーパータオルなどで、拭き取りましょう。

きのこに含まれる栄養素:④カリウム

体内のナトリウムを排出する働きがあります。

きのこに含まれる栄養素:⑤βグルカン

免疫細胞を活性化させ、免疫力を高める効果が期待できます。

きのこに含まれる栄養素:⑥プロテアーゼ

きのこの中でもまいたけに特に多くプロテアーゼというたんぱく質分解酵素が含まれます。肉の下ごしらえの際に刻んで使うと、肉のたんぱく質を分解してやわらかくなります。一方、同じ酵素の働きにより、茶碗蒸しに入れるとうまく固まらないため、加熱してから加えます。





秋が旬のきのこですが、通年スーパーに並んでいて価格も安定しています。食事に取り入れて健康な身体作りに役立てましょう。

旬の食材(きのこ) (2)

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